以前、転倒して股関節を痛めたIさん。最初は右足をつくと、臀部にビーンと痛みが出てましたが、現在はほぼ回復し、日常の動作は問題なくなりました。
日常の動作に問題はなくなっても、筋肉の疲労は生きている以上避けられないものです。そういった意味でIさんは月に2度ほどメンテナンスで当院に来院されています。
今回も右の股関節周りの筋肉が少し固くなっていたので、股関節周りや、それに付随する脚の筋肉をしっかりと緩めます。
ほぐした後、股関節の可動域や痛みをチェックしましたが問題ありませんでした。ご自宅でもしっかりストレッチをやっていらっしゃるようなので、ほぐれ方も違います。
施術が終わった後、Iさんが
「先生、私大発見したんです」
「私ね、カラダがつながっているんだ!って凄く実感したの」
と目をキラキラさせて言っていたので、お話を聞くと、今までヒザに湿布を毎日のように貼っていたのが、ここの所湿布を貼っていないことに気が付いたとの事。
これにいたく感動してくれたらしく、喜んで頂きました。こちらとしても非常に嬉しい報告です(^^)
これは今まで股関節周りの筋肉が固くなり、膝関節に負担がかかっていたため膝に痛みが出ていたものが、股関節の筋肉がほぐれて、動きが出てきたため膝にかかる負担が少なくなったのが要因かと思われます。
股関節が痛いからといって、そこだけをほぐすのではなく、股関節につながっている筋肉を見極め、更に股関節の動きを阻害している筋肉をしっかりと緩めていくことが大切だと思います。