ざっくりと言ってしまうと、腰方形筋とは、肋骨と骨盤にくっついている腰の筋肉です。
この筋肉が働くことで、骨盤の位置をキープしたり、下半身を静止状態で上半身を動かすことができます。
歩き方や、姿勢のクセなどで身体の片方だけを良く使う場合、片方の腰方形筋が疲労で固くなります。慢性的になると仙腸関節や腸骨稜にも痛みが出る場合があります。
このように、腰方形筋が緊張し、腸骨稜を引き上げる状態が続くと、左右の足の長さに差がでてしまいます。
これが『骨盤のズレ』の正体です。
骨盤が勝手にズレたのではなく、筋肉が時間をかけてだんだん固くなり、骨盤にズレを生じさせているのです。
腰方形筋(赤い部分)は深層筋で触ることは難しいです。
ですがここをしっかりと、ほぐせるかどうかが整体師の腕の見せ所です。
早目早目の対応が大事だと思います、気になる方は是非ご相談下さい。
【腰方形筋】
起始
腸骨稜の後面内側縁
停止
第1腰椎~第4腰椎の横突起と第12肋骨の下縁
機能
●腰椎の側屈
●骨盤と腰椎の安定
神経支配
●胸神経の前枝(T12)
●腰神経の前枝(L1)